たのくんの間違えやすい敬語講座

間違えやすい敬語を紹介していくよ♪

覚えておこう!ビジネスでよく使う慣用句


お客様:「○×商事の田野部ですが、大塚さんはいらっしゃいますか?」
たのくん:「大塚さんですね。少々お待ち下さい」
大塚さん:「たのく~ん!社内の人間を外部の人に“さん付け”したらダメじゃないか~!」


……ぼくが新入社員の時、こんな失敗をしたことがあってね。今思い出しても恥ずかしいな。相手や自分、会社の呼び方など、呼称は正しく使えているかな?これは基本中の基本だから間違えないようにしようね。 (いやぁぼくも大人になったな~♪)


わたし わたくし
わたしたち/うちの会社 わたくしども、弊社、当社
あなたの会社 御社、貴社
上司/先輩
例:名字・田野 役職・課長
(社外)田野、課長の田野
(社内)田野課長、田野さん
身内 両親、父、母、祖父、祖母、兄、姉、弟、妹、妻、家内、夫、主人

社内の人間や、身内の者を表す時、敬称をつけないようにしよう。たまに自分の「妻」や「夫」のことを、「奥さん」「旦那さん」と呼ぶ人がいるね。友人同士とか、くだけた間柄ならいいかもしれないけれど、ビジネスの場では相応しくないよ。


「奥さん」は元々、他人の妻に対する尊敬語だし、「旦那」はパトロンの意味合いを持つ言葉だったりもするんだ。うっかり普段の呼び方が出てしまったりもするから、気をつけようね。


次に、ビジネスシーンでよく使う慣用句をまとめてみたよ。咄嗟の場面でもスラスラ出てくるようにマスターしよう。


  慣用表現
すみません 申し訳ございません
すみませんが 恐れ入りますが
いいですか よろしいでしょうか
どなたですか どちら様でしょうか
何のようですか どのようなご用件でしょうか
いません 席をはずしております
繰り返します 復唱いたします
どうですか いかがでしょうか
ちょっと待ってください 少々お待ちいただけますか
電話の声が聞こえません 少々お電話が遠いようでございます
わかりました かしこまりました/承知いたしました
やめてください ご遠慮願います
久しぶりです ご無沙汰しております

そのままの日本語だとつっけんどんな感じに取られかねないけれど、慣用表現を使うことで、丁寧で角の立たない言い回しになるね。


言葉づかいに自信が持てると、仕事もうまく回り出すに違いない!デスクに1冊、敬語に関する本を置いて、時々確認するのをオススメするよ!