眠れないときの定番といえば「ヒツジが1匹」「ヒツジが2匹」……あれれ、数えるのに熱中しちゃって気付いたら数百匹に!で、結局眠れていない!?そんなにたくさんヒツジを数えなくても、スーッと眠りに入れる方法はないかなあ?
スムーズに入眠するには、起きているときの交感神経が優位の状態から、リラックスした副交感神経優位の状態に移行するのがポイント。「寝る前に毎日必ずすること」を決めて、入眠ルーティーンを作ると効果的といわれているよ。寝心地のいいパジャマに着替えるとか、安眠効果のあるラベンダーのアロマオイルをたくとか、軽くストレッチをするとか、決まったことを毎日行うことで、脳と体に「そろそろ眠る時間だ」と認識させるんだって。
でも、それだけではなかなか寝付けないこともあるよね。そこで、副交感神経を優位にして、寝入りやすくするための方法をいくつか紹介しよう!
それでも眠れなければ、最初のあぐらをかくところから、もう一度繰り返してみてね。
全身の力を抜いた状態で、息を吐くたびに体が沈んでいくようなイメージで深呼吸を繰り返し、体と心をリラックスさせよう。
この呼吸を4回繰り返そう。苦しいときは無理せず、できるペースでカウントしてOKだけど、4・7・8のカウントは守るようにしてね。呼吸を意識しながら数を数えることで、自然と無心になれるよ。息を吸うときは肩を上げずにお腹を膨らませ、吐くときはお腹がへこむのを感じながら、腹式呼吸で行うのがコツ。
それでもやっぱり眠れない~!というときは、思い切って起きちゃうのもひとつの手。とはいえ、すっかり覚醒してしまわないよう明かりは最小限にね。薄暗い空間で、温かいドリンク片手に好きなことをして、眠気が来るのを待とう。スマートフォンやパソコン、テレビなどの画面を見たり、カフェインを取ったりはNGだよ。
なかなか寝入れなくても焦らずに、ゆったりした気持ちで過ごすことが大切。眠れないことをストレスと感じないようにすることで、かえって眠りに入りやすくなれるかもしれないね。