たのくんコラム

オフィスでできるヘルスケア・健康対策を紹介していくよ♪

季節の変わり目のその不調、もしかして「秋バテ」かも!?


猛暑が一段落し、少し涼しさを感じるようになる季節の変わり目。体もラクになるかと思いきや、なんとなく疲れていて食欲があまり湧かないし、ヤル気も起きなくて、調子が出ない……。


それってもしかすると、「秋バテ」かも!?


「秋バテ」とは、秋口に陥りやすい体調不良のこと。近年増加中ということで、広く知られるようになってきたんだ。夏の終わりから秋にかけての体調について聞いたアンケートでは、20~50代の男女800名のうち約半数の人が「体の不調を感じた」と回答したんだって。女性だと6割にものぼったというから、体調不良を感じる人はかなり多いということだよね。


秋バテの原因は、自律神経の乱れといわれている。猛暑が収まり過ごしやすくなると、体は随分ラクになったように感じるよね。でも実は、秋って体にはなかなか過酷な季節なんだ。


というのも、


  • 日々少しずつ気温が下がっていく
  • 長雨、台風などで気候や気圧が大きく変動する
  • 朝晩は涼しくても日中は真夏並みの暑さで、1日の寒暖差が大きい

……といったように、秋は気候の変化が激しい。体はそれらに順応しなければならないから、どうしても負担が大きくなってしまうというわけなんだ。さらに夏の疲れが体に残った状態だと、秋バテの症状がより強く出てしまうこともあるんだって。近年は特に、夏のような気温がいつまでも続くと思ったら急に冬のように寒くなるなど、秋らしい過ごしやすい時期が短くなる傾向が強いから、体にはますます厳しい環境になってきているといえるかも。


秋バテに対処するには、自律神経を整えることが大切。ポイントは、夏バテからの回復と、変化への順応。次のような対策が有効といわれているよ。


・規則正しい生活
決まった時間に起床・就寝しよう
・軽めの運動
短時間のジョギング、長めのウォーキング、ストレッチ、マッサージなど。朝の散歩も効果的。太陽光を浴びることで脳内で幸せホルモンの「セロトニン」が合成されるから、自律神経を整える効果が期待できるよ。
・入浴
38~40℃のややぬるめのお湯にゆっくり浸かろう
・寒暖差に対応しやすい服装
着脱しやすい上着やカーディガンを活用しよう
・食事
タンパク質やビタミン、ミネラルを積極的に取ろう。旬の食材や、腸の状態を整える発酵食品がオススメ。暖かいドリンクや根菜・ショウガ・香辛料で体を温めるのもいいね。

せっかくのいい季節なのに、秋バテで思うように動けなくなると残念だけど、季節の変わり目の体は思っている以上に疲れているんだね。十分に休息をとって自律神経を整えながら、マイペースに秋を楽しもう!