たのくんの間違えやすい敬語講座

間違えやすい敬語を紹介していくよ♪

クッション言葉使い方のコツ!


「クッション言葉」って知ってる?クッション言葉とは文字通り、クッションのように、ふんわりと緩衝材となってくれるような言葉のこと。同じことを伝えていても、クッション言葉のあるなしでは、言葉の印象がぐっと違ってくるんだ!


(例)

  • クッション言葉なし:こちらにお名前をご記入ください。
  • クッション言葉あり:お手数をおかけしますが、こちらにお名前をご記入いただけますでしょうか。

どちらも、敬語として間違ってないけれど、「クッション言葉あり」の方がより柔らかい感じがするよね。このように、クッション言葉は、コミュニケーションを円滑にするために、とても役立つものなんだよ。


クッション言葉にはどんなものがある?

さて、クッション言葉にどんなものがあるか、ピックアップしてみたよ!


  クッション言葉
お願いするとき お手数をおかけしますが
恐れ入りますが
ご多忙中とは存じますが
ご面倒をおかけしますが
断るとき せっかくですが
申し訳ありませんが
心苦しいのですが
お気持ちはありがたいのですが
尋ねるとき お尋ねしたいのですが
差し支えなければ
よろしければ
失礼ですが
意見・反論するとき お言葉を返すようですが
申し上げにくいのですが
私の考え過ぎかもしれませんが
余計なこととは存じますが

謝る必要のないときには使わない!

クッション言葉は便利だけど、使い方には少し注意が必要だよ。例えばこんな使い方……。


(例)

  • 申し訳ありませんが、こちらにお名前をご記入いただけますでしょうか。

なんとなく違和感を感じないかな?氏名の記入をお願いしている場面だけど、それが必要なことなら謝罪することはないよね。こんなときは、「お手数ですが」「恐れ入りますが」など、ほかの表現にしよう。不必要に謝られるって気持ちの良いことじゃないよ。お互いが気持ちのいい関係でいられるように、適切な言葉遣いを意識しようね!


機械的に繰り返すと逆効果!心のこもった言葉を

クッション言葉はとにかく使えばいいというものではないよ。いかにもマニュアル的に同じ言葉を繰り返せば、気持ちがこもっていないと受け取られてしまう。そうならないためにも、語彙は多ければ多いほどいいね!そして何より、心をこめることが大切だよ。自分の真摯な気持ちを言葉にすれば、きっと相手に伝わる!クッション言葉に頼りすぎないことも、大事かもしれないね♪