たのくんの間違えやすい敬語講座

間違えやすい敬語を紹介していくよ♪

大ピンチ!わきまえておきたいトイレの借り方


打ち合わせや営業など、訪問先ではトイレを借りないようにするのがマナー。事前に済ませておくのが基本だね。だけど、体調次第では急に行きたくなることもあるかもしれないね。そんなとき、せめても失礼を重ねないようなトイレの借り方をマスターしよう!


さて、トイレを借りるとき、君はどんな風にお願いするのが正しいと思う?


「おトイレをお借りしたいのですが……」とお願いするのはNGだよ!トイレに美化語である“お”をつけても、丁寧な言葉とはいえないんだ。


というのも、「トイレ」はちょっと直接的すぎる表現。大切なお客様の前ではもちろん、人前で使う言葉としては適切ではないんだね。


トイレを表す日本語はたくさんあるよ。一番ストレートな表現は「便所」だね。ほかには、「手洗い」「化粧室」と表したり……。時代をさかのぼると、「雪隠(せっちん)」「手水(ちょうず)」「はばかり」などと、呼んでいたときもあったんだよ。多くに共通するのは「直接的な表現を避ける」ということ。


例えば「はばかり」は、「人目をはばかる」という意味があることからもわかるとおり、トイレを婉曲した言葉。排泄に関することはおおっぴらに表現しない、そんな文化が昔からあったんだね。


というわけで、現代でも「トイレ」や「便所」とは言わずに、「手洗い」や「化粧室」と言い換えてみよう!


  • 「お手洗いをお借りしたいのですが」
  • 「お手洗いをお貸しいただけますか」
  • ……こんな風にね!

最後にちょっと余談。「トイレ」という言葉は、英語の「toilet」からきているのだけど、実は、英語圏でどこでも通用するわけではないんだって!イギリスでは通じても、アメリカでは「便器」の意味になってしまうんだ。ちなみに、アメリカではトイレのことを、「restroom(公共施設のトイレ)」「bathroom(家のなかにあるトイレ)」などというよ。さらに、カナダでは「washroom」だったり……。直接的に表現しないという文化は、どうやら世界共通みたいだね!


急な生理現象は仕方なのないことだけど、緊急時でも、恥じらいと礼儀の気持ちを持って、言葉にも表していきたいものだね♪