東北弁や津軽弁、関西弁や博多弁など……ぼくたちが住む日本には、地域によってさまざまな「方言」があるね。同じ日本でも異なる言葉づかいやイントネーション。文化の豊かさを感じちゃうね♪
実は「方言」にも敬語表現があるって知ってた?今回は、地域によって特色のある敬語表現について紹介するよ!
- その1 「〜ちゃった」
- 「社長が来ちゃった」と表現するとき、標準語では「社長が来てしまった」という意味になるね。「〜ちゃった」は、あまり良くないことが起こったときに使うことが多いけど、広島県や山口県では「社長が来ちゃった」は「社長が来られた」という、敬語表現になるんだよ。
- その2「〜ですね」
- 「ですね」を語尾につけて丁寧にする形は一般的だけど、福岡県では「あのですね」「なるほどですね」などと、よく「ですね」を使うそうだよ。「なるほどですね」は、標準語では少しくだけた表現のように感じるけれど、敬意が込められた言葉なんだ!
- その3「〜はる」
- 関西地方では語尾に「はる」をつけて、「書かはる」「書きはる」などと表現する敬語があるよ。これは標準語の「〜れる・られる」に似た意味の「尊敬語」として使われているんだ。特徴的なのが、「赤ちゃんが泣いてはる」「父は家にいてはります」など、敬語では高めないとされる「身内」に対しても柔軟に使うことができるところなんだ。
こうした「方言敬語」は西日本で多く、東日本には少ない傾向にあるんだって。面白いね!標準語の「敬語」と「方言敬語」、どちらが正しいとかではなく、どちらも大切にしていきたい文化だね。その土地ならではの表現を知って、円滑なコミュニケーションに活かそうね♪