たのくんの間違えやすい敬語講座

間違えやすい敬語を紹介していくよ♪

ビジネスシーンで「拝」を使いこなそう!


取引先から送られてきた資料を「見た」とき、いつもどう伝えてる? 「資料を見ました」だけだとちょっと不十分な気がするよね……。


「聞いた」「読んだ」「受け取った」など、自分の行為を相手に伝えるとき、一文字で敬語にしてくれる便利な漢字があるんだよ。


それは「拝」という漢字!


「拝」は文字通り、「拝む(おがむ)」「おじぎをする」という意味を持つ、敬意を表すときに使う言葉だよ。今回は「拝」を使った敬語表現を表にしてみたよ♪


【拝を用いた敬語表現の一覧表】
通常の表現 拝を用いた敬語表現
受け取った 拝受(はいじゅ)
聴いた 拝聴(はいちょう)
読んだ 拝読(はいどく)
借りた 拝借(はいしゃく)
贈る 拝呈(はいてい)
辞退する 拝辞(はいじ)
察する 拝察(はいさつ)
【拝を用いた敬語表現の使用例】
通常の表現 拝を用いた敬語表現の使用例
資料を受け取りました 資料を拝受(はいじゅ)いたしました
講演を聞きました 講演を拝聴(はいちょう)いたしました
論文を読みました 論文を拝読(はいどく)いたしました
機器をお借りします 機器を拝借(はいしゃく)いたします
新著をお贈りします 新著を拝呈(はいてい)いたします
内定を辞退いたします 内定を拝辞(はいじ)いたします
忙しい状況と察しますが ご多忙と拝察(はいさつ)いたしますが

どう? 「拝」を使うことで、ぐっと大人な表現になったと思わない? 会話やメール文でもスマートに使いこなすことができれば印象アップ間違いなし! いつでも自然に使えるようにしっかり覚えておこうね♪