封筒の開封や工作など、日常でよく使うはさみ。便利だけど、刃の先で切ろうとすると少し切りづらかったりするよね。そんな悩みを解決してくれるはさみがあるんだよ。それはプラス社が開発・販売しているフィットカットカーブ！ さて、どんなはさみか紹介するね♪

普通のはさみは刃の部分が直線になっているね。一番大きく刃を開いた状態の切り始めは「刃の角度」が大きいけれど、刃の先にいくにしたがって、角度は小さくなっていくよ。この角度が小さいと、紙を切る力が弱くなってしまうんだ。

この問題を解決したのがフィットカットカーブ。刃がゆるやかにカーブした「ベルヌーイカーブ刃」により、刃の根本から先端までどこに紙を当てても30°の角度を保って切ることができるんだ。

刃がカーブしているはさみは、裁縫で使う裁ちばさみや、ヘアカットで用いる笹刃（ささば）のはさみがあるけれど、日常づかいのはさみにもカーブ刃タイプが登場したってわけだね！フィットカットカーブはスタンダードタイプをはじめとして、子ども用や食洗機OKの料理用はさみなど、豊富なラインナップが用意されているよ。

ちなみに、刃の名前になっているベルヌーイは、17世紀の数学者ヤコブ・ベルヌーイのこと。自然界に見られる螺旋（らせん）の一種、対数螺旋を発見したことから別名「ベールヌーイ螺旋」とも呼ぶんだよ。対数螺旋は、その中心（原点）と螺旋状のどの点を結んでも、その点における接線（その点に接する直線）が交わる角度が一定になるという特徴があるんだ。ベルヌーイカーブ刃は、この理論を参考にして作られたそうだよ。

螺旋とはさみが関係しているなんて面白い♪ 君もフィットカットカーブの切れ味を試してみてね！