わっ! なにこれ…。
定規を使って紙にペンで線を引いたんだけど、定規を外した瞬間にインクが紙ににじんじゃった。
こんな経験、したことはない?
ペンが悪いのか定規が悪いのか、両者の相性がよくないのか、それとも…?
原因はね、「定規の使い方が間違っているから」なんだ。
使っている定規をよく見てみて。長辺の目盛りが書かれている面、厚みが斜めにカットされているでしょ? この傾斜のある面を裏にして使うとインクにじみは防げるよ。
どういうことだろう?
傾斜のある面を裏にしたら、斜めカット部分が紙と触れなくなるよね。このしっかり空いた隙間が「毛細管現象」を防いでくれるんだ。
逆に、紙と定規がペタッとくっついた状態で線を引いてしまうと、インクの液体が紙と定規との薄い薄い間に吸い上げられてしまうんだね。
でも、定規を裏返して使うと、「目盛りの数字も裏向いて使いにくい」って思う人がいるかもしれないね。
そういう場合は、定規の裏の両端あたりにセロハンテープで1円玉を貼り付けて、裏側に隙間を作っておくのはどう? そうすれば裏返さずに定規を使える。これもメジャーな方法だよ。