たのくんのオフィス用品豆知識

オフィス用品の豆知識を紹介していくよ♪

ボールペンの太さ、どう選んでる?種類と選び方をご紹介


ビジネスシーンや日常生活で大活躍のボールペン。インクの色や種類、ペンのデザインもよりどりみどりなうえに、「0.5」「0.7」「0.28」といった数字の違いもあって、選ぶのに迷っちゃうほどだね。


この「0.5」「0.7」「0.28」といった数字は、ボールペンのペン先にセットされている、小さなボールの直径のことなんだよ。ボールペンは、ペン先のボールが紙の上を転がることで、内部のインクが紙に移って書ける仕組みだから、ボールの直径が小さければ書ける線は細くなるし、大きくなればなるほど書ける線も太くなるというわけだね。


ボールペンのボール径は、0.3㎜足らずから1㎜以上まで実にたくさんの種類があるから、用途によって使い分けると便利だよ。


たとえば、小さいスペースに細かく文字を書くときは、ボール径が小さいものを選べば線が重ならずラクに書けるし、広いスペースに大きく書くときは大きなボール径を用いれば、堂々と安定感ある文字にしやすくなるんだ。


参考までに、市販のボールペンに多いボール径と、最適な用途を紹介するね。


【0.28㎜】
細密に書くとき(例)製図など
【0.3㎜、0.38㎜、0.4㎜】
細書き、小さい文字を書くとき
(例)手帳への書き込みなど
【0.5㎜、0.6mm】
通常サイズ、読みやすい文字を書くとき
(例)ノート・メモ書き、資料作成など
【0.7mm、0.8㎜、1.0㎜】
太くはっきりした文字を書くとき
(例)履歴書、手紙など
【1.4㎜】
大きく安定感ある文字を書くとき
(例)宛名書きなど

履歴書のように記入欄に大小があるときは、大きい欄は太字のボールペンではっきり読みやすく書き、小さい欄は細字できっちり書き込む……とサイズを使い分けてもいいね。なかでも目立たせたいところは、大きいボール径で太く書いて強調すると、読み手に強い印象を与えられる。逆に、広いスペースに細字ボールペンでは弱々しく見えてしまいがちだから、気を付けたいね。


そして、ボールペンで書ける線の太さは、ペン先の角度や筆圧、紙質、インクの種類によっても変わってくるから、ボール径で書ける文字の太さはあくまで「目安」ということもお忘れなく。


ちなみに、インクの種類でいうと、油性よりも水性ボールペンの方が、インクがサラサラなので同じボール径でもより多くの量のインクが出るから、線が太くなりがちなんだって。


ボールペンの太さひとつとっても、なかなか奥深いもの。いろいろ試して、自分なりの「手帳には○○mm、書類記入には△△mm」といったベストなサイズを見つけてみてね!