備えよう！オフィス防災 - 会社用「持ち出し袋」を準備する【たのめーる】

いつ直面するかわからない大災害。災害が起こったとき、すぐに避難できるよう、日頃から「持ち出し袋」を用意しておく必要があります。忘れてはならないのが、オフィスで被災したときのための、会社用「持ち出し袋」の準備です。今回は、オフィスに備えたい「持ち出し袋」について、チェックリストを交えて紹介します。

会社用「持ち出し袋」は持ち運べる量に！

用意すべき「持ち出し品」には2種類あり、避難時に最低限必要なものを収めた「一次持ち出し品」と、災害後の生活を支える非常備蓄品の「二次持ち出し品」とに分けられます。一次持ち出し品は、収納バッグも含め、家族人数分を用意します。二次持ち出し品は、3日分を目安に、食料や生活用品を自宅内に備蓄します。
会社用「持ち出し袋」の考え方は、「一次持ち出し品」と同じです。オフィス内の個人スペースには限りがあるので、中身は厳選して、コンパクトにまとめます。
災害で交通機関が麻痺してしまったときには、避難所や自宅まで、徒歩で移動する可能性もあります。その場合に持ち運べる「大きさ・重さ」なのかも考慮して、「持ち出し袋」の中身を検討してください。

非常用「持ち出し袋（一次持ち出し品）」チェックリスト

「持ち出し袋」はリュックサック・防災ベストがオススメ

「持ち出し袋」として使う収納バッグには、両手があくリュックサックがオススメです。リュックサックは軽くて丈夫なものを選びましょう。防水機能があるタイプだと安心です。また、肩紐を真ん中で固定する「チェストベルト」があると、運搬時の安定度が上がります。チェストベルトは単体でも売っているので、手持ちのリュックサックに装着可能です。
ほかには、「防災ベスト」という選択肢もあります。防災ベストとは、ベスト全体に収納ポケットがついた、避難用ベストです。ポケットに500mlペットボトルが収納できたり、頭を保護するフードやフローティングジャケットがついているものもあります。収納力は落ちますが、身動きがとりやすいのが特徴です。
「持ち出し袋」を用意していても、重すぎて持ち運べなければ意味がありません。どんなバッグに、何をどれぐらい入れるのか、生活習慣・体格・自宅までの距離など、個人や家族の状況に合わせて選んでください。

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