鉛筆シャープの開発より前に誕生したのが小学生向けの太芯シャープペンシル
「キャンパスジュニアペンシル」です。
きっかけは社員の子供についての会話でした。
家で宿題をするときや塾では鉛筆ではなくシャープペンシルを使っているけれども、
子供には力加減が難しくてすぐに芯が折れてしまう。
また、シャープペンシルでは漢字のトメ、ハネ、ハライがきちんと書けないという問題があることがわかりました。
そこで調べてみると、小学生の半数近くが学校外ではシャープペンシルを使っていることがわかりました。

それならば、鉛筆のよさとシャープペンシルのよさを兼ね備えた筆記具は作れないのかと検討し、キャンパスジュニアペンシルが生まれたのです。

当初は新小学1年生向けの雑誌の付録として考案されたものでしたが、小学生全学年を対象に潜在的な需要があるだろうということで商品化が決定したのでした。

キャンパスジュニアペンシルを発売すると、一緒に使った保護者の方からたくさんの意見が寄せられました。 その中には大人向けデザインのものも作ってほしいという声が多く挙げられていました。
そこでビジネス雑誌の手帳術特集の号に付録として大人向けデザインの商品を付けたところ、こちらも大好評。大人のニーズが高いことがわかりました。

大人向けに開発するときのポイントとしても、鉛筆らしさを出すのを心がけ、シンプルで単純な構造で、鉛筆を連想されるようなデザインを施しました。
本体軸は、「キャンパスジュニアペンシル」で好評を得ていた、ソフトなエラストマー樹脂を使用することで指に優しくなじみ、手に持った瞬間にフィットするようにしました。