たのくんのオフィス用品豆知識

オフィス用品の豆知識を紹介していくよ♪

三角定規の穴って必要?


三角定規。小学校のとき、算数の時間に使ったことがあるよね!


三角定規は、角度が「30°・60°・90°」の半正三角形タイプと、「45°・45°・90°」の直角二等辺三角形タイプの2枚セットになっていることが多いよ。2つの定規を組み合わせて、平行線や垂直線を引いたり、作図するのに便利なんだ。それぞれの角度を足したり引いたりすることで、15°間隔の線を引くこともできるんだよ。


さてはて、今回注目して欲しいのが三角定規の真ん中に空いた穴。これってどうして空いているか知っている?4つの理由を説明するよ!


・空気を抜くため

紙と三角定規の間にある空気を、穴から逃しているよ。こうして密度を高めることで、安定した線が引けるようになっているんだ。


・取りやすくするため

定規と紙を密着させると、線が引きやすくなる一方で、定規が取りにくくなってしまうね。穴には、指をひっかけて取りやすくする役割もあるんだよ。


・摩擦防止

三角定規は紙の上を滑らせて使うよね。だから、密着度だけでなく、取り回しやすさも大事。穴をあけると表面積が減り、摩擦する面を減らすことができるから、滑らせやすくなるんだ。


・変形を防ぐため

三角定規はプラスチック製のものが多いよね。プラスチックという素材は温度変化に応じて伸び縮みする性質があるんだ。穴をあけることによって、その伸縮を調整して、目盛りが狂うのを防いでいるんだよ。


一見、わざわざ穴をあけなくてもよさそうな三角定規。だけど、穴にはきちんと理由があった!みんなが使う道具には、たくさんの工夫がなされているってことだね♪