封筒に封をしたり、工作につかったり……日常で幅広く活用できる「セロハンテープ」。セロハンテープって、何でできてるか知ってる?ぼくは何となくプラスチックかな〜と思っていたのだけど、全然違うみたい!
「セロハンテープ」は文字通り、セロハンから作られたテープのこと。セロハンはビスコースを原料として作られたフィルムなんだ。そのビスコースは、紙の原料である木材パルプから作られているんだよ。つまり、セロハンテープって紙の仲間みたいなものなんだ!
セロハンテープを発明したのは、アメリカ3M社の研究員チャード・G・ドルー。3Mといえば、メンディングテープをはじめとする「scotch」ブランドが有名だね。セロハンテープが登場した1930年は、世界大恐慌の真っ只中。節約が必要な時代に、ものの補修にも活用できるセロハンテープは「百万ドルの発明」といわれるほどの大ヒットとなったそうだよ。
日本でセロハンテープが作られたのは太平洋戦争終結後の1948年。GHQによる検閲後の封かんに使われていたセロハンテープが、輸入の遅れで品不足にになったんだ。そのとき、GHQから発注を受けてニチバンが開発したのがはじまりなんだって。
今でも、ニチバンのセロハンテープは「セロテープ」の名で愛用されているね!主原料は天然素材で、化石資源を使わず、焼却時の有毒ガス発生にも配慮して作られているんだよ。
だから、セロハンテープをゴミに出す場合は「可燃ごみ」でOK!プラスチックと判断に迷うときは、「木材パルプからできている」ことを思い出して、正しく分別してね♪