普段使っている紙やノート類……君はどんなサイズのものを使ってる? ぼくがよく使うのはA4サイズやB5サイズかな〜。紙やノートのサイズは、主にA判・B判と分かれていて、一番大きなサイズはA0・B0、そこから1、2、3と数字が上がるごとに、サイズが半分ずつ小さくなっていくんだ。
A判規格 | サイズ(mm) | B判規格 | サイズ(mm) |
---|---|---|---|
A0 | 841 × 1189 | B0 | 1030 × 1456 |
A1 | 594 × 841 | B1 | 728 × 1030 |
A2 | 420 × 594 | B2 | 515 × 728 |
A3 | 297 × 420 | B3 | 364 × 515 |
A4 | 210 × 297 | B4 | 257 × 364 |
A5 | 148 × 210 | B5 | 182 × 257 |
A6 | 105 × 148 | B6 | 128 × 182 |
A7 | 74 × 105 | B7 | 91 × 128 |
A8 | 52×74 | B8 | 64×91 |
A9 | 37×52 | B9 | 45×64 |
A10 | 26×37 | B10 | 32×45 |
見ての通り、A0・B0サイズの中に、すべてのサイズが相似形としてすっぽりと収まるようになっているんだよ。なんだかとっても美しい図形だと思わない!?
さて、ここで気になるのがA判とB判の違い。これらはどこで生まれた規格なんだろう?
A判は、19世紀末にドイツの物理学者オズワルドによって提案された規格。面積が1平方メートルとなる「ルート長方形※」を「A0」として作られたものなんだよ。この規格が今では国際規格となって世界で使われているんだ。
※ルート長方形とは、縦横比率が「1:√2」となる長方形のこと。この比率は「白銀比」「大和比」とも呼ばれ、日本では伊勢神宮の建築物にも取り入れられている
一方B判は、日本で使われていた「美濃判」の大きさをベースに作られたもので、日本国内だけの規格。「美濃判」は江戸時代に徳川御三家だけが使えたサイズで、明治以降、一般にも広がっていったものなんだ。B判は面積が1.5平方メートルとなるルート長方形を「B0」としているよ。A判よりも少し大きいんだね。
何気なく使っていたA判・B判のノート。国際規格か国内規格かで違いがあったんだね。サイズの法則に、美しい比率が隠れているのも面白い♪ 今回紹介した紙サイズの豆知識、ぜひノート選びの参考にしてみてね!