チラシや冊子の作成時など、大量の用紙を裁断する際に欠かせないペーパーカッター。限られた時間の中で効率的に作業するためには、「一度にいかに多くの枚数を、美しくかつスムーズに裁断できるか」が、最重要ポイントとなります。
コクヨ株式会社では、そんなお客様のご要望にお応えすべく、切れ味持続が特長の「チタン加工刃」搭載の従来品を、さらに進化させることに挑戦。
この度、1度に最大60枚の裁断が可能なニューモデル発売に至りました。
開発のきっかけや完成までの道のり、新機能についてなどを詳しくご紹介します。
2019年10月25日掲載
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##切れ味長持ち!
切れ味長持ち!
ペーパーカッターを利用されているお客様へのアンケート調査で、不満第一位にあがるのが「切れ味」。
さらに、ロータリー式のカッターを利用されているお客様のご意見をヒアリングしてみると、「切れ残しができる頻度がだんだんあがってくる」「裁断した断面が汚いものが増える」など、切れ味低下によるお困りごとが多数あることがわかりました。
一方で、2013年発売以来好評いただいている、「チタン加工刃」搭載のペーパーカッター(40枚切)のユーザー様に使用感をうかがうと、切れ味の長期持続を実感できているとの回答を多数得ることができました。
しかしながらユーザー様の多くが、切れ味そのままに、さらに多くの枚数を一度に裁断できる製品を待望していることも同時にわかり、その願いをかなえるべく開発がスタートしました。
カッターの切れ味を向上させ、かつ持続させる方法のひとつには、「刃を硬くする」ことが有効です。
刃が硬ければ、裁断対象物により食い込みやすくなるからです。
しかし、硬度をただ上げるだけでは、クリアできない課題も残ります。材料の金属を硬くしすぎれば、ぶつかったり曲げたりする力が弱まって割れやすくなり、「刃こぼれ」につながるからです。
そこで当社が「割れにくいけれど硬い刃」の実現のため、刃物の大手メーカーとの独自開発によりうみだしたのが、「チタン加工刃」でした。
材質は従来通り、刃物用金属を使いますが、図のように刃先だけに、特殊なチタンコーティングを施します。
コーティングは刃先の鋭利さを損なわないよう、非常に薄くするため、金属よりも約2.5倍硬く、切れ味も10%向上を実現。
さらに、鋭利な状態を、従来の約2倍長持ちさせることにも成功しました。
刃物は使えば使うほどどうしても刃先が丸まり、切れ味が落ちるもの。
しかしこのチタン加工刃なら、コーティングで刃先を長い期間保護できるため、鋭利さもその分長く保つことができるのです。
注:用紙や刃受けと擦れるため、コーティングは徐々に剥がれ落ちます。
こうして無事誕生した、チタン加工刃搭載のロータリー式ペーパーカッター(40枚切)。
切れ味そのままに、一度に裁断できる枚数ももっと増やしてほしい!今度はそんなリクエストにお応えしたいと、開発は第2ステージを進み始めました。
早速、従来の40枚を大きく上回る「60枚切試作品」を完成させ、テストを行うことに。ところが早くも大きな難題に直面することとなります。刃の切れ味が良すぎるがゆえに、用紙への刃の食い込み方が深くなり、「スライダー操作が非常に重くなる」ことが判明したのです。
これはロータリー式ペーパーカッター固有の特性による課題でもありました。
ロータリー式ペーパーカッターは、セットした用紙にバネで刃を押し付け、スライダーを何度か往復させることで裁断する仕組み。毎回同じ枚数を裁断できるわけではなく、通常は刃を押し付ける力が最も強い初回が、一番深く刃が食い込み、多くの枚数を切ることができます。そして何度かのスライダー往復を経て、セットした全ての用紙の裁断を完了します。
当然、裁断枚数を多くすれば厚みも増しますので、そこに刃が深く入れば入るほど、操作は重くなり、スライダーを滑らせるのには相当な力が必要になります。
一方で、刃の食い込みを抑えて操作を軽くしようとバネの力を弱めると、今度は1度に切れる枚数がぐっと減り、スライダー往復の回数が倍増する結果に。
操作性の「軽さ」と、裁断の「パワー」、相対する2つの課題解決への取り組みは続きました。
スライダー往復時の「押す力」と「引く力」、どちらも無駄なく活かすことができないか…。
ハンドル部分に着目し、いくつもの試作品を作っては検討、の日々を重ねました。
そしてついに、全く新しいハンドル機能「サポートハンドル」の開発に成功。
「軽々操作ができ、なおかつ60枚を2.5往復(※1)という少ない回数での裁断が可能」な新製品が誕生したのです。
※1)サポートハンドル使用時。使用しない場合は約3往復。
新登場の60枚切タイプ(DN-TR601/603)は、最大対応枚数の60枚をセットした場合でも、裁断1回目に刃が食い込みすぎて操作が重くならないよう、あらかじめバネ調整が施されています。
従来のハンドルの仕組みでは、スライダーを往復させる度、刃を押し付ける力は弱まっていきますが、今回新採用のサポートハンドルなら、押し付ける力の「後増し」が可能。枚数が少なくなってからも、初回のようなパワーで用紙を切れるので、スライダーの往復回数を増やしません。
通常ペーパーカッターで刃を往復させる際、スライダーを押す時は体重が乗る分、自然と強い力が加わりますが、引く時には刃を押し付ける力は弱まります。
そのため、スライダーを押す時の方がたくさんの用紙が切れる傾向があります。
新機能「サポートハンドル」は、スライダーを引く時は、指先でハンドルが自然と引き上げられる形状に。
これにより、加わった力がリンク機構を通して、刃を押し付ける力に無駄なく変換され、引く時にもパワーをキープします。テコの原理も活用されるので、弱い力でハンドル操作しても、十分な力を刃に伝えることができる「こだわり設計」です。
また、レールとスライダーの間には、往復時の力を軽減する「摩擦低減ローラー」も搭載。従来からご支持いただいている「切れ味長持ち」の特長はそのままに、最多60枚のスムーズな裁断も実現しました。
大量の用紙も一度に軽々切れちゃうスグレモノ!
業務効率アップにもつながりそうだね♪
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##コクヨペーパーカッター専用替刃
コクヨペーパーカッター専用替刃
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##ロータリー式カッターの交換用刃受け。
ロータリー式カッターの交換用刃受け。