2019年7月23日掲載
自然災害の多い日本では、台風や地震などの災害が、いつ身に降りかかってくるかわかりません。また、被災する場所も自宅とは限らず、外出先・勤務先の可能性もあります。度重なる過去の震災により、防災意識は高まりつつありますが、職場の防災対策は万全でしょうか。防災への備えは、自宅と職場、両方の安全を確保しておくことが大切です。そこで、「オフィスでできる防災」をテーマとして、どのような対策を進めればよいのか解説していきます。今回は「転倒防止対策」です。
オフィスでの防災対策といっても色々ありますが、その中でも、最優先で進める必要があるのが、大地震を想定した、家具類の「転倒防止対策」です。
阪神・淡路大震災(1995年・最大震度7)では、6,434人もの方々が犠牲となりました。その死因は、「窒息・外傷性ショック等の建物倒壊によるもの」が83.3%を占めています。過去の大きな地震を調べると、怪我の原因の約30~50%が、「家具類の転倒・落下・移動によるもの」でした。
オフィスでは大型の書棚やコピー機が置いてあることもあります。これらが転倒したり、移動して衝突すると、ひとたまりもありません。こうした危険を防ぐためにも、オフィス什器をしっかり固定しておく必要があります。
では、具体的に、どのような対策を講じればよいのでしょうか。押さえておきたい大事なポイントは3つです。
怪我の原因で多いのは、転倒・落下・移動によるもの。転倒防止用具を使って固定する。
家具類がストーブなどに落下することで火災が起こることも。火気周辺に危険がないか確認する。
転倒・移動しやすい家具による、避難経路の妨げがないか確認する。
オフィス内のレイアウトを確認しながら、「怪我をしそうなものがないか」「火災の危険はないか」「避難経路を塞ぐものはないか」と、ポイントごとに点検し、検討・対策を進めていきます。
[対策例]
なお、東京消防庁が平成27年3月に発行した「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」に詳しい対策が紹介されています。
オフィス防災の「必読書」として、ぜひ参考にしてください。
最後に、転倒防止グッズの種類と強度を紹介します。タイプによって強度が異なります。
家具の下に挟みこむことで、家具の滑りだしを防ぎ、転倒しにくくするもの。ネジや釘が不要で、手軽に導入できる反面、ほかの器具にくらべて強度は低い。
伸縮式のポール(いわゆる「つっぱり棒」)で家具を固定する方法。伸縮調整ができ、家具を傷つけずに設置できる。ストッパー式より強度がある。
家具と壁に、専用の金具をネジ止めした上で、ベルト・ワイヤーで固定する方法。強度は上がるが、壁を傷つけてしまうため、賃貸住宅では設置が難しい。
家具と壁をネジ、ボルトによって固定するタイプ。「上向き取付け」「下向き取付け」タイプがあり、「下向き取付け」が最も強度がある。ベルト式・ワイヤー式同様、壁を傷つけてしまう。
強度を確保するためには、L字金具で固定するのが一番ですが、「ストッパー式(または粘着マット式)+ポール式」と組み合わせることで、強度をあげることができます。どのような器具を使うか、オフィス環境に合わせたプランをじっくり検討してください。
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家具の下に敷くだけで家具の滑り出しを防ぎ、転倒しにくくします。
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