ポイント1 ローラー本数
ローラーの本数は仕上がりに影響してきます。6本ローラー、4本ローラー、2本ローラーがあり、ローラーの本数が多い方が、ムラなく波打ちづらく高品質な仕上がりになりますが、価格も高くなります。
6本中4本がヒートローラーで構成され、安定した熱供給が可能でムラなく高品質な仕上がり。
ヒートローラーで加熱し、プルローラーで圧着します。仕上がり具合(平滑性)がムラなく仕上がります。
圧着用のプルローラーが2本増え、加工の精度が上がり、ムラなく仕上がります。
2本ローラー機ではヒートローラーのみで加熱と圧着を同時に行うため、コスト的に安価です。
ポイント2 ウォームアップタイム
ウォームアップタイムとは、電源をONにしてから加工可能になるまでの時間のことをいいます。ラミネーターは電源を入れてもすぐには使用できず、ヒーターの温度を十分に温めることできれいに加工をすることができます。ウォームアップタイムは、30秒以内のものから数分かかるものまで、機種によって異なり、電源を入れてすぐに使用したい方はウォームアップタイムが短いものを選ぶのがおすすめです。
ポイント3 対応可能なフィルムの厚さ
ラミネートフィルムには75ミクロン、100ミクロン、150ミクロン、250ミクロンなど厚さの種類があり、ラミネーターの機種によって加工できる厚さに制限があります。厚いフィルムで加工するほど、反りにくく丈夫に仕上がります。
ラミネートフィルムの厚さと用途のポイント | |||
100ミクロン | 75ミクロン | 150ミクロン | 250ミクロン |
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もっとも一般的な厚みのフィルムで、カード、メニュー、パンフレット、POPなどに適しています。 | ラミネート後の、折る、切るなどの加工にも便利な薄手のフィルム。立体POPやメニューなどに。 | 反りにくく、100ミクロンより高耐久な、やや厚めのフィルム。長く使用する掲示物・POPなどに。 | 厚く、プラスチック板(下敷き)のような仕上がりのフィルム。屋外・長期使用の掲示物・POPなどに。 |
3層構造と2層構造の違い 3層構造フィルムには表面保護の役割を果たすPETと、のりの役割を果たすEVAの間に、より強く吸着させるためのPEを加えることで、2層構造フィルムに比べ「はがれにくい」「仕上がりがきれい」という特徴があります。2層構造フィルムはシンプルな構造のため「大量に使う」「使用期間が短い」「コスト重視」の方におすすめです。 |
ポイント4 A4ラミネート時間
1枚のラミネートにかかる目安時間です。機種によって10秒以内のものから数分かかるものまで、機種によって異なり、大量にラミネートをする場合は、A4ラミネート時間が短いものを選ぶのがおすすめです。
ポイント5 フィルム詰まり対処機能
ラミネートフィルムがローラーに巻き込んでしまった際に、ローラーを逆回転させてラミネートフィルムを取り出すのがリバース機能です。フィルムが詰まってしまうと自分で取り出すのは困難なので、フィルム詰まり対処機能が付いている機種を選ぶのがおすすめです。
フィルムトラブルを検知、ローラーが逆回転して自動排出してくれます。
ローラーを解除し、フィルムを引き出し排出してくれます。
ボタン操作でローラーを逆回転、詰まったフィルムを排出してくれます。
メーカー都合により販売を一時停止にしております。再開時期は未定です。